抜歯の次のステップ

ここをお読みになっているということは、おそらく歯科医に抜歯が必要であると言われたからでしょう。不安に思い動揺されるかもしれませんが、すでに多くの人が同じ経験をしています。このサイトでは抜歯のプロセスについてステップごとに解説しています。

歯を抜くことで一時的に生活が今までと変わることになりますが、技術の進歩により、入れ歯へ切り替えることになってもすぐに以前と同じ生活に戻ることができます。笑ったり、話したり、食事をしたり、これまで通り何も変わりません。そこにたどりつけるよう、わたしたちがお手伝いします。

Woman sitting cross-legged on her couch while reading  something on her computer

次のステップ

抜歯が必要になったら、抜歯手術を計画するにあたり、歯科医師と歯の最適な治療方法について相談します。入れ歯の種類にはいくつかあり、また喪失した歯を補う方法はほかにも存在します。一例をご紹介します。

Ÿ部分入れ歯

部分入れ歯は1本または複数の歯を補うもので、今ある歯(残存歯)に取り付けて使用します。

Ÿ総入れ歯

上あごまたは下あご全体の歯が喪失した場合に用いられる、着脱可能な入れ歯です。

Ÿブリッジ

喪失した歯の両側の残存歯に人工歯を固定する方法です。取り外しはできません。

Ÿデンタルインプラント

・チタン合金の歯根が自然歯の歯根のように、歯ぐきの下の骨に手術で植え付けられ、その上に歯冠(クラウン)が取り付けられます。ブリッジと同じく、インプラントは取り外せません。

費用、歯ぐきと骨の健康状態、喪失する歯に基づいて選択肢が変わってきます。例えば、歯ぐきの健康状態がよくなかったり、骨密度が低い場合、デンタルインプラントは最適ではないでしょう。欠損した歯の数が少なく、費用的に問題がない場合、歯ぐきと骨の健康状態がよければ、長持ちする良い選択肢となるでしょう。

着脱式入れ歯が一般的には最も費用を抑えられる選択肢であり、インプラントが最も高価なものになります。
 

喪失した歯を補う必要性

喪失した歯を補う際、今ある歯(残存歯)や咬みあわせ、見た目に影響が出る場合があります。挟まった食べかすにより、虫歯と歯ぐきの病気を引き起こすこともあります。喪失した歯を補うことになった場合、歯科医のアドバイスに従いましょう。
 

歯を失うことの感情

身体的な側面以外にも、歯を失うことで複雑な感情を抱くこともあるでしょう。イライラしたり、不安が高まったり、無気力になったり、悲しみや劣等感を感じるかもしれません。こうした感情は、正常で多くの方が感じるものです。

ご自身の歯は、体の一部、そしてあなたらしさであり、食事やコミュニケーションに影響が出るため、歯を失うことによる生活への影響を心配することは当然です。入れ歯、ブリッジ、インプラントのどれを選ぶにしても、それはあなたの歯ではないため、慣れるまでに時間が必要であることを理解してください。
 

入れ歯を選択したら…

・入れ歯のケアのプロとしてお伝えしたいのは、喪失した歯を補う方法に入れ歯を選択する場合の問題は一時的なもので、歯科医のアドバイスと、わたしたちが準備した豊富な情報により、十分に乗り越えることができるということです。

・世界中で、およそ5人に1人が入れ歯を使用しています*1。つまり、あなたの知人の中にも入れ歯を使用している人は少なからずいることを意味しています。事故で前歯2本を失った人(59歳)は、次のように話しています。「姉妹の中で入れ歯を使っている人がいるなんて思いもしませんでした。でも私が入れ歯を使い始めたら、姉の一人が、片側にある歯は入れ歯であることを教えてくれました。」

・入れ歯を装着するのは高齢者だけではありません。使用している人のほぼ半分は、60歳未満の人たちです。*2ある人はこうも話しています。「入れ歯といえば、母を思い出します。総入れ歯を使っていたから。私にとって、入れ歯といえばお年寄りが使うものでした。でも、自分で使うようになって、お年寄りのものだとは思わなくなりました。必要になれば、使わざるを得ませんからね!」
 

日常生活は元通りに

入れ歯を使い始めることには慣れが必要です。しかし、数百万人もの人が毎日使っており、楽しく普通の生活を送っています。ある人(64歳)はこう話しています。「入れ歯には慣れやすかったわ。使い心地はとてもよかった。つけてないときは気になるけど、つけているときは何とも思わないの。食べ方や食べ物にも影響はないし、外で飲食したり、微笑んだり、笑ったり、何をするにも全く問題ないわ。とても満足よ。」

入れ歯を作る技術の進歩により、エナメル質の歯と同じように見え、残存歯と合わせた色にすることができるようになりました。入れ歯を使用していることを自分から言わなければ家族や友人が知ることもないでしょう。

初めのうちは、食事や会話に慣れるのに時間がかかる場合があり、柔らかいものを食べて練習したり、入れ歯をつけた状態での会話を練習したりすることが必要ですが、難なく乗り越えられるようこのサイトにたくさんのお役立ち情報をまとめています。社交の場で食事をしたり、友達と声をあげて笑いあったり、人前でプレゼンを行ったり、ロマンスだって普通に楽しむことができるのです。どんなことも、思い通りにできます。
 

前向きに考えよう

上の前歯3本を失った人(51歳)はこう話しています。「入れ歯を使い始めたことで生活が大きく変わったよ。微笑むことができるようになったんだ、思い切りにね。ステージで歌う歌手だからこそ、思い切りの笑顔が必要なんだ。でも以前は、どんどん大きくなりつつある歯のすき間が気になっていたんだ。」
 

あなたが起こすべき行動

・歯科医に告げられたご自身の歯を失うという現実に、始めは動揺するかもしれません。しかし、今こそ、なるべく多くの情報を集めて不安から自分を取り戻す時なのです。その力は、あなた自身の手の中にあります。

・次回の診察までに、歯科医の話を完全に理解して相談を進められるよう、歯の治療方法とその費用についてご自身で調べてみてください。また、抜歯後に歯の喪失によって起こりえる影響について質問があれば書き留めておきましょう。

・紙とペンを持参し、ご自身または付き添いの方がその答えを書き留められるように準備しておきましょう。アドバイスを十分に受けることで、この転機を前向きかつ積極的にとらえることができます。

 

外部参照情報:

*1,2: GSK調べ*記事中の使用者の声は、使用者へのインタビューより。GSK調べ。

内部参照情報:

記事中の使用者の声は、使用者へのインタビューより。GSK調べ。

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